解答と解説
問一 ア 問二 （一） かわこう （二） エ
＜現代語訳＞ ある塩売りが、四条河原橋の上で、あやまって塩俵を川の中に落としてしまった。なにしろ塩のこと なので、皆水にとけてしまった。この塩売りは、悲しさのあまり、声をあげて泣いた。通りかかる人たちは、大男が泣くのを見て、「まったく、塩の五俵や十俵のことで泣くものかねえ。未練がましい。」と笑う。その時、塩売りは恥ずかしがり、泣いていないふりをして、「塩の五俵や十俵を流したことは、それほど悲しくはないが、たくさんの魚が（溶けた塩のために）のどがかわいていると思うと悲しい。」と言った。
問二 （一） 「かう」は「こう」に直す。母音が連続するものは、次のように読む。ａｕ→o（ｏｕ）、
ｉｕ→ｙu、ｅｕ→ｙo。（例）やうす→ようす、ちうや→ちゅうや、てうど→ちょうど
