国語・文章表現(岡山県公立高校入試問題)
中学校一年生の花子さんは、小学校のときの担任だった山岡先生から、卒業式のビデオを見る日をみんなで相談してほしいと頼まれていた。次の会話文は、花子さんが小学校に電話をかけたときのものである。これを読んで、@〜Cに答えなさい。
先生「はい、平成小学校です。」
花子「すみませんが、山岡先生はいらっしゃいますか。」
先生「山岡は今日は出張で、学校にはいないのですが。私は中村と申します。失礼ですが、どちらさまでしょうか。」
花子「私は、山岡先生に担任していただいた、この春卒業の川野花子と申します。それでは、また、かけ直します。」
先生「何か伝言があれば、伝えましょうか。」
花子「ありがとうございます。それでは、お願いします。」
先生「メモを取りますから用件を話してください。」
花子「山岡先生から、私たちの卒業式のビデオができたとア お聞きしました。そのとき、先生から、みんなでビデオを見る日を決めて連絡するように頼まれていたのです。みんなで相談した結果、四月二十七日の放課後なら集まることができるということになったので、そのことをお伝えください。」
先生「わかりました。( )。」
花子「はい、そのとおりです。よろしくお願いします。」
先生「それでは、川野さんから連絡があったと伝えておきます。」
花子「では、失礼します。」
先生「はい、さようなら。」
@ Aの時点で、花子さんはどんなことがらを加えて話すべきだったか。すぐ後の先生のことばを手掛かりにして書きなさい。
A 「ア お聞きしました」を、別の適当な謙譲語を使った言い方にして書きなさい。
B Bの部分のことばについて、伝言の内容を伝えるときの花子さんの話し方として最も適当なのは、 1〜4 のうちではどれですか。
1 大きな声で、間をおかないで話す。
2 明るい声で、親しみを込めて話す。
3 明りょうな発音で、ゆっくりと話す。
4 優しい口調で、説得するように話す。
C ( )に入れるのに適当なことばを、会話の流れから考えて、Bの部分の花子さんのことばを使って二十五字以内で書きなさい。